寝袋ライフを満喫

ありがとうお母さん

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そんな風にすっかり寝袋ライフを満喫していたら、玄関のチャイムが鳴った。 寝袋を脱ぐのが面倒なので足先を出したまま、ちょこちょこと移動し応対する。 宅配便だった。悲劇はこの後起こった。 印鑑を取りに戻る途中に足が絡まり転倒したのだ。 腕を中に入れていたので、うまく手をつく事ができず、したたか体をうってしまった。 うめき声をたてながら寝袋から脱出、痛みをこらえて荷物を受け取った。宅配便の配達人は怪訝な顔をしていた。 荷物の差し出し人は母親。 開けるとマフラーに使い捨てのカイロ、電子レンジで暖める湯たんぽが出て来た。 寒さに弱い私を気遣ってくれたのだろう。ありがとうお母さん。 でももう少しだけ早く送ってくれたら、もっとうれしかった。まだ痛む腰をさすりながら、そう思ったのだった。